競技フライトの続き、と、その前にもうひとつ。
ベテランの方々は常にしていると思いますが、経験の浅いパイロットや良いエリアで飛び慣れすぎている人はもう一度、自分の観察力と判断を見直しましょう。 というのは、どうしても誰でも確実にソアリングしたいので、他の人が上がるのを待ってからテイクオフすることがあると思う。目的として、ソアリングを楽しむ、エアタイムを稼いで空中での操縦の練習を重視するのならそれで問題ないが、エキスパートを目指すなら、普段の練習フライトから自分自身の観察と判断を身に付けるように努力しなければならない。 つまり、楽しむためのフライトと、練習のためのフライトは別である。練習して上達すればもっと楽しくなれるはずである。 極端な話、観察力と判断力を養うための練習は飛ばなくても出来る。 自分が秋田の寒風山というエリアでイントラをしていた時は、講習生を誘導しながらサーマルを探していた。もちろん自分は地面の上。 ランディングの風の変化や斜面の草木のゆれ、積雲の発生タイミングなどを見て、「こっちに今サーマルあるかも」とか「今でるといいよ」「強いリフトはもっとこっち」などと自分で推測し、実際に講習生を使って自分の判断を確認していました。 何せ、寒風山というエリアは、高低差90mと120mしかないので、テイクオフ直後にサーマルヒットしなければ上がれない。しかも、高低差が低いからリフトもかなり小さく、ハイバングで半ズリしながら上げていくことが多い。 また、テイクオフ直後過ぎると斜面が近すぎるので、テイクオフして30m位離れたタイミングでサーマルにヒットできるようにタイミングを計っていました。 と、まあ、極端な例ですが、一日中他人のフライトを見ているだけでも観察力と判断力を養うことが出来る。 その中で重要なことは、上がった、下がった、強くなった、向きが変わったなどの現象を捉えるだけでなく、その現象が「何故」起こったのかを考えて答えを出すこと。そして更に、自分なりの推測をして、その判断がどうだったか答えを出すこと。 決して曖昧な答えでなく、 「予想→観察→推測→判断→現象→判断の修正→結果→繰り返し」常にこの工程を繰り返して答えを求め、確率を高めて、更に飛行中ににこの頭の回転を高めてエキスパートへの道を歩むのだ! ふぅ、真面目な話にしてしまった。 明日はオチャラケ話にしよっと。 そうそう、自分の見られているイメージは真面目、気難しい、怖そうに思われていることがあるらしい。決してそんなことは無い。 なので、なかなか皆さんと接する機会も少ないので、このブログの中では、 真面目キャラ、オチャラケキャラ、下ネタキャラ、毒舌キャラを使い分けていこう。 この人もブッチョウそうだけどオモロイ奴やでぇ
by topair-expert
| 2006-02-04 01:51
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